2013年1月23日水曜日

カシオ、Gショック3割軽く、樹脂バンド、変色も抑制。

 カシオ計算機は主力の腕時計「Gショック」シリーズのバンド部分などに使う素材で本体重量を従来より3割軽くできる新素材を開発した。国内の素材メーカーと衝撃などを受けても摩耗しにくい樹脂を共同で開発。汗などによる変色も抑えたという。2012年度の秋冬製品から一部製品で採用を始めており、13年度から本格的に採用機種を広げる。
 新たに開発した素材は「ファインレジン」。メガネのフレームなどで使用実績がある強度に優れたポリアミド樹脂をベースに開発した。樹脂に色素を混合したうえで固形化し、射出成型機を使って腕時計向けに加工をするため、表面が退色することがない。新素材は紫外線による変色も抑えられるほか、肌への負担も軽減できるという。
 Gショックのバンド素材はステンレスが中心で女性向けなどでは軽量化が難しかった。プラスチック素材のものも、腕時計と同じ色を後から塗装するため退色しやすいなどの難点があった。
 カシオでは12年秋冬製品で「Gショック」と女性向けの「ベイビーG」の一部製品で採用を始めた。女性向けの腕時計に採用した場合の重量は54グラムとステンレス製より3割軽くなるという。
 腕時計のバンド部分は汗など湿気を含むほか、ステンレスなどの金属アレルギーを懸念する女性も少なくない。樹脂を使うことでかぶれなどを軽減できる。現在、男性用腕時計はバンドの一部分への採用にとどまっているが、今後は100%新型素材を使用した製品開発も進めていく。

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