米ローレンス・バークレー国立研究所の研究チームは、高性能の電子デバイスの材料に有力視されている窒化ホウ素でできたナノリボンの作り方を考案した。同じく有力な材料と見られている炭素原子が1層並んだグラフェンに似ているが、より有利な電気的、光学的性質を持つと期待されている。
新手法では窒化ホウ素のナノチューブにカリウムの原子をたくさん詰めて、チューブを裂くようにして開く。厚みが原子1個分で長さ数マイクロ(マイクロは100万分の1)メートル、幅は数百ナノ(ナノは10億分の1)メートルのナノリボンができる。1番細いナノリボンは、幅が20ナノメートルだった。研究チームはさらに効率的なナノリボン作製法を探しており、窒化ホウ素の研究開発の加速に役立てる考え。
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