2011年6月30日木曜日

50年後想定、高CO2濃度、コメの高温障害深刻――農環研、実験結果から予測

 早ければ50年後に想定される現在より1・5倍高い二酸化炭素(CO2)濃度では、コシヒカリなど日本を代表するコメの品質が著しく低下することが、農業環境技術研究所の実験で明らかになった。収穫した米粒のうち形が整った米粒の割合(整粒率)は27%と、現在より17ポイント低下し、等級外になったという。同研究所はコメの高温障害を軽減する技術の開発に、今回の研究成果を役立てる。
 同研究所は茨城県つくばみらい市の実験水田に、正8角形状にCO2を放出するチューブを設置。風上からCO2を流して、区画内のCO2濃度を現在より約200PPM(PPMは100万分の1)高い584PPMにした。
 昨年は記録的な猛暑で、試験地における生育期間の日平均気温は平年より1・8度高かった。このため、現在のCO2濃度で育てたコメの整粒率は44%と低く、品質は3等級に届かなかった。今回の試験の結果、高いCO2濃度がコメの品質をさらに低下させることがわかった。

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