2015年4月21日火曜日

東日本旅客鉄道、薄く軽い太陽電池、福島駅で発電開始

 ■東日本旅客鉄道(JR東日本) 次世代型と期待される有機薄膜太陽電池を福島駅(福島市)に設置し、4月から使い始めた。厚さ0・7ミリメートルで重さは従来の太陽電池の約10分の1。同社研究所や駅で実証試験を進めてきた。信頼性が確認できたため実用に踏み切った。省エネに役立てる。
 改修した福島駅の連絡通路の窓にある合わせガラスの間に挟んだ。1枚のガラスに20センチメートル角で重さ約50グラムの太陽電池を12個並べた=写真。ガラス20枚分の出力は最大260ワット。60ワットの発光ダイオード(LED)照明を5個並べた場合、約5時間点灯できる。
 太陽電池は新素材開発ベンチャーのイデアルスター(仙台市)と高橋光信金沢大学教授らが開発し、倉元製作所が作製した。フラーレン(球状炭素分子)などを使い、主に塗布技術で作った。

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